

天童温泉は、明治44年(西暦1911年)に産声を上げました。井戸を掘削したところ、田んぼの中から温泉が湧き出たことがはじまりです。開湯当時「鎌田温泉」と呼ばれ、「津山温泉」から「天童温泉」へと名を変えていきました。
開湯当時は、それぞれの宿に自家源泉を所有し、宿屋なり浴場なり営んでおりました。しかし、それぞれ湯量問題・温度問題があり、隣が掘れば湯量が減るという悪循環が生まれました。そこで天童温泉協同組合では、協同で温泉を掘削しようと、栄屋ホテルの敷地内で協栄第1号を掘り当てました。湯温約 70.4℃、湯量毎分21リットルというものでした。これは当時天童温泉全体の湯量の3分の1強の量でした。そこから配湯システムも完成され現在に至ります。
当宿は、「栄屋」という名前で営業しおりましたが、地元の人からは、「井戸っこ湯」と呼称されて現在に至ります。
天童温泉もまもなく100周年を迎えます。もっともっとこの天童の魅力を観光という立場から発信して参ります。何卒よろしくお願い申し上げます。
平成21 年9 月天童温泉栄屋ホテル館主
(参考文献)独鈷の湯煙天童温泉協同組合